俺様アイドルとオタク女のキケンな関係
戸からにょきりとはえるアイツの首。
さっさと入ってくればいいものを。
昨日のことといい、今日のことといい、この俺が何故か気まずい。
だが、そんな一面を見せたらアイツに弱みを握られる。
そんなことあってはならない!
「おい、何やってたんだ?遅いぞ。」
「偉そうに!もう買いに行ってきたのっ!」
さっき入るのを渋っていたのが嘘のようにズカズカと入ってくると、俺の前に袋を叩きつけた。
どうしたんだよ、コイツ。初めてだ。
「今日はヤリでも降るんじゃないか?」
俺が嫌味っぽく言ってもアイツは何も言い返さず、俺の席との距離を作って隣の椅子に座った。
「昨日の、何なの?」