俺様アイドルとオタク女のキケンな関係
俺はアイツがドリンクバーに行ってから、がっつくように食べた。
もうすぐ食べきりそうなほどに。
なのにアイツはまだ合い向かいの席にはいない……。
たかが飲み物一杯いれてくるだけなのに、今の幽霊みたいなアイツはそんなことも満足にできないのか?
それにしても遅いだろ。
はぁ……。
世話がやけるやつだよな、ホント――。
俺は残り少ない食べかけをのこし、ドリンクバーの方へと行ってみることにした。
――いるじゃん、アイツ。
確かにドリンクバーの前にアイツは居た。
すぐに何やってんだよ?って声をかけようとしたが、曲がり角から一歩出たらアイツと一緒に男が一人いたんだ――。
なんだ、アレ?