俺様アイドルとオタク女のキケンな関係
「ハッ、バカじゃねぇの!ハハッ、誰がお前みたいなのと本気で付き合うかよ!」
男は腹を抱えて笑いだす。
――そういうことか。
アイツが異常なまでに現実の男を嫌うのは。
てか、腹立ってきた!
俺はあんなゴミみたいな男と同類に見られてたのかよ!!
バカオタミクめ!
すると、男がアイツの肩に手を掛けた。
「こんなオタクでも遊んでやるって言ってんだ。感謝しろよ。」
唇を噛み締め、スカートくしゃくしゃになるほど握り締めたアイツ――。
俺の足は気付いたら勝手に動いてた――。