俺様アイドルとオタク女のキケンな関係


―――――――
――――


あたしはカッチカチになって背筋を伸ばしソファーに座っている。


目にうつるのは、見たこともない部屋。


インテリアは全て白と黒で統一されていてモデルルームのよう。


物はほとんどなく片付いていて、生活感がない。


……あぁ、自分の家に帰りたい!!!!


そう、この部屋はアイツの部屋なのだ……。


何で許可すんだー!!ウチの人間おかしいぞ!!!!


そう心の中で叫びながら、ソファーに置いてあったクッションを何発も殴った。


「おい、風呂準備できたから、とっと先入れ。」

「ほえっ!!」


急にアイツ来るからびっくりしたぁぁぁ!


「何変な声出してんだ?」


「わ、わかった!ありがと!」



< 307 / 348 >

この作品をシェア

pagetop