俺様アイドルとオタク女のキケンな関係


すると、突然俺の方を向いたアイツ。


何かと思えば、うーんとか言いながら首を傾げ出す始末。


何だってんだ?


「……よくわかんないもんだよねぇ。あんなのでよくスキャンダルが乗り切れたもんだわ。」


俺は呆れてため息をついた。


「な・に・が、あんなのだと!!計算の内だ。この俺に不可能なんてねーんだよ!」


「はいはい、そーですかぁー。」


……あぁ、もう我慢ならない。


何で俺がコイツなんかにバカにされてんだ!?


「もうさっきからその態度は何なんだよ!!いつまでも漫画読んでんじゃねーよ。」


俺はアイツの手から漫画をサッと取り上げた。


「ちょ、ちょっと!!やめてよっ!!」



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