俺様アイドルとオタク女のキケンな関係
ちょうどいいな。
俺はそのままアイツを抱えてベッドに押し倒す。
真下にあるのはリンゴみたいに真っ赤な顔。
「……なっ、なっ、何すんのよ!!……ど、ど、退いてよ!!」
さっきまでの強気はどこに行ったのか、動揺してるのがわかりやすすぎる。
「イヤだね。倒れそうになったのを助けてやったんだろ?」
アイツは何か言い返したそうに口をもごもごさせるが、たぶんコイツの思考はフリーズしてて何も言葉が出てこないんだろう。
本当に、いつまでたってもコイツの反応は面白いよ。
やっぱ、俺とコイツの関係は、こうじゃなきゃな――。
「俺にあんな態度をとった分、お仕置きしないと、なぁ?」
俺はコイツの顔を見下ろして、とびきりの営業スマイルでニコリ。
「えっ、ちょ、イヤァァァ!!ふざけんなぁぁぁぁぁぁ!!」
―――End―――