俺様アイドルとオタク女のキケンな関係


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翌日の朝。


名探偵ミクは只今教室にてターゲットが来るのを目を光らせながら待っている。


本日からアイツはあたしの観察対象だ。


「おはよ、実來ー。早いじゃない。」


「実來ちゃん、おはよう。」


聞こえてきた玲とエマちんの声にあたしは手短に返事をする。


「おはよ。」


もちろん入り口から目をはなさないまま。


「その態度何よぉ、実來!?」


怒る、玲。


でも、名探偵ミクはそれどころではないのだ。


「なんか実來ちゃん楽しそうだね。」


エマちんは意外によくわかってる。


「まぁね。」



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