俺様アイドルとオタク女のキケンな関係


罪の意識は存在しないのか??


あまりの非常識ぶりにきょとんとしていると、男はあたしの手をネクタイから簡単にはずし、制服の乱れを整え始めている。


「あぁ、そうか。」


そして、今度は思いついたように頷きながら言う。


今度は何を言い出すのか……??


「その反応からすると、初めてだったのか?見るからに男いなさそうだし。初めてが俺みたいな男でラッキーだったな。」


「なっ、何言ってんの!?そ、そんなことないし!!てか、不幸よ!!」


サイテー!!


この男にはデリカシーがない!


「あんまり騒ぐなよ。バレんだろ。それより、お前……」


当然言葉をとぎらせ、さっきまでとは打って変わり、鋭い目で周囲を確認する男。


「ねぇ、何よ!?」



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