俺様アイドルとオタク女のキケンな関係
「ちょっと、何!?」
アイツの出す威圧的な雰囲気と狭まる距離から私はどんどん後ろへ下がる。
だけど、背中にはもう本棚があたってこれ以上下がれないっ!
バンッ!!
あたしの体はびくりと跳ねる。
気付けばあたしの顔の横に、本棚につかれたアイツの手が!!
てか、あたし本棚とアイツに挟まれてるよっ!
「それより、いいか、お前。秘密知ったからには、俺の言うこと聞けよ。拒否権なんてないから。」
アイツの低く甘い声がシンとした、2人きりの空間に響く。
「偉そうに、なっ」
抗おうと声を出した瞬間、一気にアイツの顔が迫る。