俺様アイドルとオタク女のキケンな関係


間近にある顔に、

鼓動ははやくなるし、

顔は熱い……。


見れば見るほど、

優しい私の王子様

蓮様に見えてきちゃうの――。


すると、長い指の綺麗な左手があたしの顎にのびてくる。


そんな行動にドキッとしたあたし、

だ・け・ど!

あたしはどうしようもないバカだった!!


「お前、今日から俺のもんだから。俺には絶対服従だ。」


は!?

何だって!?


「はぁ!?!?!?ふざけんな!!」


蓮様、本当に申し訳ありません!!


コイツ、死んでも直らないぐらい重傷な最低男でした!


あぁ、あたしのバカ!!



< 51 / 348 >

この作品をシェア

pagetop