俺様アイドルとオタク女のキケンな関係
発進した車の中でまたも喚きだすこの女。
「お前なんかを拉致するやつ、どこ探したっていねーよ。」
これは断言できる。
すると、ケータイをいじり始めるコイツ。
俺はすかさず取り上げた。
「やめてよ!!」
ケータイを取り返そうとするコイツに背を向け絶対に取られないようにして画面を確認する。
どうやらSOSのメールを出そうとしてたみたいだ。
俺の監視の中で出せるとでも思ってんのか?
「返して!」
俺の背中をぽこぽこ叩くがそんなの痛くもかゆくもない。
「ちゃんとお前が約束すればな。それまで没収だ。」
俺はニヤリと笑い、ケータイを没収した。