俺様アイドルとオタク女のキケンな関係
「コイツ、さっき俺のことバラそうとしたんですよ。まあ、どうにか切り抜けましたけど。」
俺はため息を吐き、ワイシャツを第三ボタンまであける。
「あたしは、ただアンタが偉そうだからああしただけよ!!」
やっと涼しくなってきて気持ちいいが、コイツの存在のせいで苛立ちはなかなかおさまらない。
「だから、よく分からせてやらないと。」
俺はコイツの言葉を無視し、詰め寄ると思い切り仰け反るコイツ。
後部座席は普段からカーテンが閉められているから、人目を気にすることはない。
「もうお前に逃げ場はないぞ。」
俺はヘッドレストと窓に手を掛け迫った。