俺様アイドルとオタク女のキケンな関係
「へっ?」
間の抜けた声を出すコイツを俺はくくっと笑う。
コイツ、池田さんの腹黒さ知らないからな――。
「話して危なくなるのは紛れもない君だ。」
ハハッ!
身を硬直させているコイツを見ているのは面白くてたまらない。
「ど、どういうことです……?」
「うーむ、変な噂が生まれれば、記者には追っかけ回されるし、ファンの子達に殺されかけるかもしれないね。」
こういうことをさらりと言えるから、池田さんは怖い。
ま、今回は他人事だから楽しいけど。
やっぱコイツはフリーズしてる。