俺様アイドルとオタク女のキケンな関係
あたしはケータイから囁かれる蓮様の、福田俊様の声に挨拶を返す。
「おはようございます!」
これがあたしの日課。
できることなら、蓮様と同じ二次元の世界に住みたいです。
あたしは目を閉じ、夢の世界に思いを馳せる――。
あぁ〜、蓮様ぁ――!
――それに比べて、あの男は何なのよっ!!!!
アイツのこと思い出すと、せっかくのこの幸せの一時も、最悪なものになる。
あぁ!気分悪っ!!
あれから、私はずっとアイツをシカトしているの。
だって、口もききたくないじゃない!
会いたくもない!!