俺様アイドルとオタク女のキケンな関係


なのになのにぃ……!


「さっきからずっとよね。キモいったらありゃしない。」


不快そうにそちらを一瞥すると、顔を歪める玲。


「ちょっと玲までやめてよぉ!」


「実來、あんた、何か勘違いしてない?」


はぁ……??


玲のメイクばっちりなお顔の眉間に皺が寄る。


「……といいますと?」


「いいから、自分の目で見なさいよ!」


玲に両手で頬を挟まれ、グルッと後ろに首を回転させられた。


「ほら、山田太郎君だよ、実來ちゃん。」


エマちんの言葉で泳いでいた視線が定まる。


何でよっ!!



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