俺様アイドルとオタク女のキケンな関係


「ちょっと質問に答えなさいよ!何で知ってんの!?あと、オタミクって呼ぶな!!」


ピーチクパーチク騒ぎ立てるコイツには嫌気がさす。


俺は深いため息を吐き、立ったままテーブルを背に寄り掛かり手をついた。


「データは家に行ったときにうつした。俺から、メアドと番号がもらえたこと嬉しく思うんだな。」


俺の連絡先をもらえるなんて、普通有り得ないぞ。

ファンが知ったら、コイツ殺しにくるな。


ダンッ!!

その時、アイツの手が強くテーブルをうち、立ち上がった。


「プライバシーの侵害よ!誰が嬉しいもんですか!!」


……やっぱコイツ、躾が必要だな――。



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