恋屑(コイクズ)-短編集-

ありがとうのちゅー


毎日、毎日、同じことの繰り返し





いつも通り学校に行って授業受けて特に楽しいこともなくて






確かにちょっと刺激がほしいとは思った






なんか変わったことでもないかなとは思ったけどさ






あそこまでぶっ飛んだ子じゃなくてもよくね?













いつもと同じようにこの日もオレは学校が終わり途中まで友達と話しながら帰り、そこから家まで1人で帰る…






つもりだった





音楽聴きながら普通に歩いていたら前から歩いてきたのは隣の高校の制服着た女子






さらさらの黒髪でショートボブヘアー






見るからにふわふわした雰囲気






普通にかわいいじゃんとか思ってたら急にいきおいよく転びだした






は?特に引っかかるものもない普通の道路で?





逆に器用だと思いながらも少しは心配だしー…






かわいい子だったから近寄って声をかける






「大丈夫?」






するとひゅっと立ち上がりコクっとうなずく






「どうしたの?」






と、オレが聞くとにこっ笑い上を指さす





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