愛しのロクサーヌ
僕はちょっと恥ずかしくなって、

ロクサーヌのスカートとパンツを脱がせて、

洗濯物をぶら下げていたロープを使ってふんどしみたいに縛ってあげて

上着を着せたままピアノの前に座らせたんだけど、

今度はヘイ・ジュードを弾きはじめて、僕はソファーから起き上がって、

ペニスの先に付いたロクサーヌの唾液と僕の精子の

混ざったゲルをティッシュで拭きながら、

「その曲、知ってるよ」

と彼女の背中に向かって言ったんだけど、

言葉が伝わらなかった事がわかるまでに、しばらくかかったんだ。
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