愛しのロクサーヌ
僕はだんだん腹が立ってきて、

丸めたティッシュをロクサーヌに投げ付けたら、

精子が糊みたい手にこびりついていて

手からすっぽ抜けたティッシュは大きな放物線を描いて

スローモーションみたいにゆっくりとロクサーヌの

頭の上でバウンドして鍵盤の上に落ちたんだ。
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