恋心
確認した途端、何だか口元が緩んだ。
それは、相原からのメールで。
“電話ありがと!
あ、やっと梅雨明けたらしいよ!”
たった二行のメールだったけど、初めてくれたそのメールを何度も何度も読み返した。
そして、すぐにメールを作成して。
“そっか。ずっと雨ばっかだったもんなー。やっと外で遊べるな ”
液晶に映る送信ボタンを押すと、ふぅーっと息を吐いた。
メールひとつで緊張してる。
何か…全然俺らしくないんですけど。