AngelStick -1-

「ま、そのうち話すよ。どうせいつもこの時間に来るんじゃないの?」
 なんか、ちょっとうまくかわされた感じでヤだ。
 けれど、不思議と話してて不快な感じはない。
「まぁ,いいけど……でも,志之居君って思ってたよりも印象がかなり違うね。」
「そう…なのかな…やっぱり」
 たぶん、クラスの女子の,ほとんどがそう感じてるだろう。
 すっごい真面目。だけど、ちょっと影があって…話しかけづらい雰囲気。
「…話しかけづらい雰囲気でしょ?」
 ぉ、図星だ。
< 28 / 85 >

この作品をシェア

pagetop