AngelStick -1-
と、不意に時計を見ると、まだ8時にもなってない。
「結構、面白いんだ。」
「なにが?」
「志之居君。」
アタシがそう言うと、ばしばしと瞬きをして…
あ。赤くなった。
「まだみんな来ないし、もーちょっと話せるね。」
「え、どーゆーことそれ。」
「面白い人の話が聞いてみたいだけ。ほら、勝手に真っ赤になってないで。」
「んなこと言われてもっ…」
しかも、からかうとなかなか面白い。