AngelStick -1-
志之居君が悪魔に向かって右腕を伸ばし,右手をぐっと握りしめる。
「『オン・フェルシュトゥ』ッ!」
手を開く――その瞬間,何が起きたのかまったく分からなかった。
悪魔がとてつも無いスピードで吹っ飛び,消えたことしか。
「俺が一応、ガードする。ついてきて。早いほうがいいから。」
「う、うん…」
この人は何者なんだ。
アタシは関わっちゃいけない人に関わっちゃったのだろうか。
「『オン・フェルシュトゥ』ッ!」
手を開く――その瞬間,何が起きたのかまったく分からなかった。
悪魔がとてつも無いスピードで吹っ飛び,消えたことしか。
「俺が一応、ガードする。ついてきて。早いほうがいいから。」
「う、うん…」
この人は何者なんだ。
アタシは関わっちゃいけない人に関わっちゃったのだろうか。