好きなんかじゃない///
「來くん優しい!宏人とは大違い!

 ・・・お詫びとして家まで送って?」

 そういって可愛く首をかしげる凛。

 恋すると変わるなぁ~。なんて関心する私。

 そして宏人君と凛は帰っていき私達は...

「香織ちゃん?もう幽霊いないよ?」

 ん?來は何を言ってるんだ?と思い來の方に顔を向けると...

「きゃぁぁぁぁ///ご・・ごめん。」

 抱きついてる事を忘れてた私。

「俺は全然よかったんだけど。」

「・・來ってさ、優しいよね?」

「そうか~?香織ちゃんは特別なの。さっ帰ろうか?送るよ。
家教えてもらいたいし♪宏人は知ってんのに彼氏の俺が知らないって。やだし!」

 ヤキモチ?

 なんて思いながら映画館を出ようとした・・ときに。

「やだ~。寛司ったら~。」

 ・・・寛司?
 体が勝手に寛司という声の方を向いてた。

「・・人違いか。」

「どうしたの?香織。」

 ・・この声。

「寛司・・?」

 後ろを向くと・・・そう・・寛司がいた。

「香織ちゃん・・?知り合い?」

 ・・寛司・・

 來の声じゃなく寛司の声が頭の中で響いた。


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