好きなんかじゃない///
「ねぇ。香織やめて私にしない?」

初めて会ったときと全く違った。

性格が・・

そしていきなり抱きつかれた。

「美咲って呼んで?じゃないとこの事香織に言っちゃうから。」

は?何いってやがんだ。

「いえば?香織は俺を信じてくれる。」

そう信じてた。

「ふーん。でも香織はそう思ってないの。ざんねんね?クスッ」

・・嘘だ

「嘘だと思ってる?なら香織に聞いたら?」

聞けるわけねぇだろ?

そんなこと言われたら・・

そして美咲は俺をさらに強く抱き締めた。

「寛司君・・」

・・俺は美咲を香織だと見立てて抱き締めた。

「美咲・・」

ほんとは香織がいい。

でも香織は俺が抱き締めるのも怖がってる。無理はよくない。

だから美咲を香織だと自分に思い込ませ抱き締めた。
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