好きなんかじゃない///
「じゃあ俺補習すぐ終わらせてくる!!
待っててね~香織ちゃん!!
委員会頑張れ!!って・・俺が1番頑張れだよね・・。」

「そうだよ~。じゃあ後でね。ここで待ってるから!」

來が行った後教室には私と凛の2人が残った。

「そういえば宏人君に伝えた?」

「んー。伝えたけど・・どっか行ったね。連絡してみる。
そろそろ香織も行ったら?」

・・やっぱり?

「行ってくる・・」

あ~足が重い。
さっきまで軽かった体が一気に重く感じる。

でも來が補習でよかった。
またややこしい事になるのは嫌だし。

♪~
メールだ。

來?

【頑張ってね!俺もすぐ終わらせるし!
放課後たくさん遊ぼうね☆
大好きだよ~】

大好きだよ~この1行が私の体を軽くしてくれた。
ぱっぱと戻ろう!

「あっ、もう来てる。」

やっぱり遅く来過ぎた?

「すいません。待ちましたか?
あの、あなたが呼び出した人?」

後姿で顔は見えない。
髪の色は金髪でとても・・不良っぽい。

振り向いた彼は、來に少し似ている・・。

「えっと・・?この手紙あなたが?」

「そうです。」

声もそっくりだった。

「あの~。何か用事で呼んだんですか?」

「クスッ」

え?

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