それでも君が好き。






「あれ、早見じゃね?」


不機嫌に言う亜衣加ちゃんが

指差す方向には


「琴野・・・くん」


珍しく、女の子は周りにいなかった

そのかわりに何か、手帳の様な物を見ていた


「今ならメス共がいない!行って来い、加鈴!」


「え、え??」


ドン、と背中を押されて琴野君に近付く







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