君と桜の木の下で。

俺はそういって七瀬の手を握った。










「俺が、そいつの代わりにお前の側にいるから。お前が苦しい時、側にいてその苦しさを半分俺が抱えるから。お前が嬉しい時は俺も側で喜んでその嬉しさを2倍にするから。」












俺は握る手に力を入れた。













「俺が、お前の側にいる。お前を支える。俺じゃ、代わりになんねぇかもしんねぇけど・・・。頑張るから。」












「うん・・・。」














「だから、お前も頑張れ。」