君と桜の木の下で。
「あ、うん。じゃぁ・・・そう呼びます」







「・・・うん」






ナツ君はうつむいたまま小さくそういった。








「じゃぁさ、夏樹も咲のこと咲って呼んでみれば?」









「「はぁ!?」」








私とナツ君の声が被って、里緒に対してそう叫んだ。









「変なことではないでしょ。男女で呼び捨てなんていまどき普通じゃない?」











里緒は笑いを堪えながらそういった。











「・・・嫌だ。てか、無理」










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