君と桜の木の下で。
しばらく抱きしめられてナツ君は私を離した。







「なぁ、七瀬?」







「ん?」









「えっと・・・」








ナツ君は少し迷ったような顔をした。










「今さ、七瀬とキスしたいってすげー思うんですけど・・・・」









私は目を見開いてナツ君を見た。










「見んなよ」









ナツ君はまた真っ赤にしていた。









私はこくんと小さくうなずいた。









「私も、キスしたいです。」












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