君と桜の木の下で。
里緒は得意げに俺に弁当を渡した。







「ねぇ、あんたさ。咲とデートしてるの?」









里緒は俺の隣に座ってそう聞いてきた。








「んー。してねぇ。」









「はぁ・・・。やっぱし。」








里緒はため息をついて俺にデコピンをした。











「いってぇ!」










「デートしろ!せっかく付き合えるようになったんだから!夏休みにデートしないでバイトするってどんな神経してるわけ?」











< 186 / 452 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop