君と桜の木の下で。
里緒はにかっと笑ってそういった。






「サンキューな。」








「へ?」









「里緒のおかげだと思う。七瀬と付き合えたのも。サンキュー。なんかさ、いつも里緒に助けてもらってばっかだな。」








そういうと里緒は一瞬切なそうな顔をした。







だけどすぐに笑顔になった。









「幼なじみなんだから当たり前じゃん!夏樹はさ、私にとって大切な幼なじみ・・・なんだよ。それに、いつも私だって夏樹に助けてもらってるし。お互い様じゃね?w」






里緒はそういって立ち上がった。








「私、もう帰るね。」








「あ、ちょっと待て里緒。」








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