君と桜の木の下で。
どうして、すぐに話してくれなかったんだろう。







それが頭によぎったんだ。









「ばっかじゃない!?」









そういって里緒が立ち上がったと思ったら俺の右頬に痛みを感じた。










「あんた、バカじゃないの!?咲だって、不安なんだよ!?」









里緒は俺の胸倉を掴んでそういった。










「前に言ってた。離れてても、大丈夫かなって。だけど、やってみたいって。それに、あんたが好きだから!咲はバカみたいにあんたに惚れてるから、バカなあんたを信じてるんじゃん!」








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