君と桜の木の下で。
---…





「咲〜元気出しなよ…」





紗耶にそう言われているが落ちた肩は一向に上がる様子がない。






「ほら、まだ1日目じゃん!それに、咲の得意分野はフルートとかバイオリンでしょ?」





紗耶の声に少し顔を上げた。





「ぅん…。頑張る。」





口からそのような声が出たけど、端から見ても死人のような顔をしている私。






「私、残って練習する!」






私の大きな声に嬉しそうな顔をした紗耶。





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