君と桜の木の下で。
音楽室が近くなると滑らかなバイオリンの音が聞こえてきた。






「草木さん!」







草木さんはにこっと笑ってバイオリンを弾く手を止めた。






「七瀬さん、こんにちは。」






あれから、草木さんは講義が終わるとたまに私のコーチをしてくれる。






「今日も来てくれてありがとうございます!」






「俺が来たいだけだから」






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