君と桜の木の下で。
『まじで言ってるの?』





里緒はいつもよりも低い声でそう言った。





「ぅん…里緒、あの『ダメだよ!!!夏樹と別れちゃダメ!!!』





里緒は大きな声でそう言った。






『別れちゃだめ!!!絶対にだめだよ!!!そんなことになったら、私っ…』





里緒はそこまで言って言葉を止めた。





『ごめん、でかい声出して…。咲、もう一度「里緒、もういいんだよ。」





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