君と桜の木の下で。
私はパンクしそうな頭を冷やすために外へ散歩に出た。





冬の寒さが体に染みる。





でも、今の私には丁度いい寒さだ。





大学をわざと夏樹と違くした。





小さい頃から一緒にいたから近くにいないのがつらかった。





でも、咲のほうが辛いと思って、夏樹とはなるべく会わないようにした。





こうでもしないと諦めきれない。





大きくなりすぎてしまった夏樹への気持ちを…。





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