君と桜の木の下で。
「ちょっと寒くなってきたかも…。」





冷たい風が体に当たった。






帰ろうと思い、俯いていた顔を上げた。






ドキンッ…。






あの、後ろ姿…。






桜の木の下にいる人…。





「夏樹………?」





騒ぐ胸を押さえて小さく呟いた。





夏樹は振り返ってにこっと笑ってくれた。





< 347 / 452 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop