君と桜の木の下で。
「久しぶりじゃん。里緒。」






久しぶりに「里緒」と呼ばれて胸がドクンと跳ねる。






「咲から、聞いた?」






私は小さく頷いた。






「そっか。ごめんな、里緒たくさん協力してくれたのに…。」






私は首を横に振った。






私は何もしてない。






夏樹を忘れるために協力した。





だけど………結局……。






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