君と桜の木の下で。
―――………





「行ってきます。」





大輔は優しく微笑んで触れるだけのキスをした。





「行ってらっしゃい。帰ってきたら電話しろよ」





「ぅん」





そして私は空港に向かった。





一回だけ後ろを振り返ったら、一瞬大輔の顔が切なそうに見えた。





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