君と桜の木の下で。
ナツ君は、私が昔大好きだった笑顔でそういった。









「うん。私も、好きだった。ナツ君が大好きだった。・・・あ、ありがと・・・」










ナツ君はにこっと笑ってそして、私の横を通り過ぎて歩いて行った。












あの日と同じ。










ナツ君は私の横を通り過ぎて行って・・・。










「ナツ君・・・」










私は、また名前をつぶやいてしまう。











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