君と桜の木の下で。
私は目を見開いて大輔を見た。
「実はさ、ずっと前から・・・。ううん、付き合い始めた頃からわかってたよ。咲の心の中にいるのは、俺じゃないってこと。」
大輔は、下を向いて顔をそむけている。
「それでも、咲が好きでさ。どうしても、あきらめられなくて。だから、咲に告った。俺に惚れさせてみせるって意気込んで。でも・・・」
大輔は、顔をあげてつらそうに笑った。
「咲の心の中にいるのは、あの時から・・・今でも“ナツ君”だったから」
「実はさ、ずっと前から・・・。ううん、付き合い始めた頃からわかってたよ。咲の心の中にいるのは、俺じゃないってこと。」
大輔は、下を向いて顔をそむけている。
「それでも、咲が好きでさ。どうしても、あきらめられなくて。だから、咲に告った。俺に惚れさせてみせるって意気込んで。でも・・・」
大輔は、顔をあげてつらそうに笑った。
「咲の心の中にいるのは、あの時から・・・今でも“ナツ君”だったから」