君と桜の木の下で。
「うん。私の名前の由来ね、“桜咲く”って意味なの。そこから咲って来たんだ。」











「へぇ。じゃぁさ、春に生まれたの?」











「うん。3月。それでね、私桜が大好きなんだ。」










七瀬はふんわりと笑った。











俺はこの笑顔が大好きだ。











「だから、新学年の時、桜の前にいたの?」













「うん。あんなに満開で大きな桜、見たことなかったんだ。丘の上に大きくたたずんでて・・・。凄いと思って時間忘れてた。」












< 83 / 452 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop