愛する人
ピンポーン


あっ


来た


「はぁ〜い」


私は平然をよそおうよぅに返事をした


ガチャ


そこには私が会いたくてたまらなかった・・・・・


和真がいた



「和真・・・・・いらっしゃい」



私は微笑みながら言った。


早く抱きしめて
ガマン出来ない



「待たせたね。寂しかったろ?」




和真は私の目線に身長を合わせ頭をなでながら笑った


早く抱きしめてよ



「全然。寂しくなかったよ。」



早く



「何ウソついてるんだよ。オレのコト好きじゃね〜のかぁ?」




「好きだよ。早くあがって」



今日は私からは飛びこまないんだから


私は後ろを向き部屋に戻ろうとした



「キャッ」




やっと・・・・・・・



やっと・・・・・・・・



和真のぬくもりに包まれた


「いつもお前から来るのに……なんだよ。今日は」



和真はそう言ってまた
強く抱きしめた
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