オタク女とアナログ男


「そ、それはそれでそそるのですが…」

「よだれ垂れてるわよ」

「犯罪では!?」

「無視なのね」


はぁ、と母上殿がため息を吐いたのを横目にとりあえずセーブしておく。
待っていて下され、ツンデレ武将殿…!



「で、明日ね。
貴方は和装…着物だから、早くに起きるのよ!
夜更かし…
ましては徹夜なんてしたらどうなるかわかるわね?」

「はひぃっ!
了解致しました、母上殿!」

「よし。
じゃ、おやすみなさい」

「はっ、おやすみなさいませ!」


バタン、と微笑を浮かべたまま去っていく母上殿…
ああぁ、あの笑顔は恐ろしい!
今日は早く寝なくては!!!

バッとベッドに入り、目を閉じる。
ああぁ、明日は生学生が近くで拝めるのか…
こここ、興奮で眠れませぬ!
ツンデレ武将殿、少々の浮気、お許し下されぇぇえええ!!!


 
 
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