オタク女とアナログ男


ちょっと慣れてきたのか、色々な好奇心が膨れ上がってきた。
だって、生高校生!
聞きたい事とか盛りだくさんではないですか!!!


「僕は、そうだな…
母が本気で言っているとも思えなかったので…
その、美琴さん側の、練習かと」

「ほう…
それで、その練習に付き合う為に来てくれたんですか。
優しいんですねぇ」

「いや、そんな事は…
母の手前、断れなかっただけで優しいとかでは」


…ヤバいぞ、むふむふしてきた。
にやける、これはヤバい、アニメキャラクター並に妄想が膨らんでしまう!

振り切れ、振り切るんだ!!!



「…じゃあ慣れてきましたし、そろそろお庭にでも」

「あ、そうですね。
行きましょうか」


総司郎君はスッと立ち上がり、私の後ろに回って立つのと同時に椅子を引いてくれた。
それから前に来て手を差し伸べられ…



「それでは、美琴さん。
ここからは僕がエスコートさせていただきますね」


…総司郎のターン!
爽やか笑顔+α攻撃!
美琴は160のダメージを受けた!

…指フェチなんだよぉおお!!!
いや、私の場合他にもたくさんフェチ、あっちゃうんだけどね!
てか何処の王子様!?
後光が見える気がする!!!


 
 

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