オタク女とアナログ男
その後
オタク女的感想
「じゃ、お疲れ様でしたー」
「お先でーす」
「はい、お疲れ様でした!」
…早いよ皆さん!
私、檜山美琴、残業中でございます!
「檜山、お前早く終わらせろ!
飯食いに行くのに、店閉まんだろうが!」
「そうよーっ、私たち話聞きたくてウズウズしてるんだから!」
「おっ、俺を入れるな!
俺は腹が減ってんだよ!」
この五月蝿い方々は会社の上司。
私がお見合いをした事を報告すると、仕事終わりにご飯、その時に詳しく、と鼻息を荒くして言われた。
「…よしっ、終了しました!」
「よし、よくやった檜山!」
「さっ、とっとと行くわよ!」
「うわっ!?」
書類を整え鞄に突っ込み、上着と共に掴むとグイッと二人に腕を持たれ、お馴染みの居酒屋に連行された。