オタク女とアナログ男
「で、どうだったんだ!」
「ど、どうと言われましても…!
あ、萌えが散乱しておりました!」
「はぁあ!?
詳しく話せっつってんだよ!」
「質問の仕方が悪いのよ!」
店に着き、五月蝿くても良いよう一番奥の個室に着いて飲み物だけ頼んだ途端、問いつめられた。
「まず、まずよ!
相手はどんな子だったの!?」
この方は杉岡 亜美花(スギオカ アミカ)氏。
私達の会社の社長令嬢で、今は研修期間中で私の所属する部署の先輩。
何故か!!!
面接の時に私がオタクだと見抜いたらしく、入社直後直ぐに話し掛けてくれて仲良くしていただいています!
…少々レズっ気があり、たまーに危険でございますが。
「高校生でございました!
しかも黒髪、黒縁眼鏡の王道生徒会長でした!」
「なっ、何ですって!?
そんなオイシイ子と…」