オタク女とアナログ男


「で、どうだったんだよ!
イベント的な何か無かったのか!?」


この方は楠木 大河(クスノキ タイガ)氏。
隠れオタクで、妹キャラ一筋なやり手部長でございます!
部署配属が決まった日に新入社員の歓迎会があり、早々に眠ってしまった私を起こしてくださったのです。
その時に私の寝呆けた妹キャラを見て鼻血を出したらしく…

それから三人、会社では隠れオタク仲間と言う事で、会社では杉岡先輩、楠木部長。
外では亜美花様、楠木様と呼ばせて頂き仲良くさせていただいている所存でございます!



「イベント…
あ、お姫様のような扱いを受けました!」

「むっ、若造のくせにやるのう!」

「はい!
あと頭に手ポンッをナチュラルに実行され、死にそうになった事も…!」

「ほう、乙女のツボを心得ているな…!」


亜美花様と語らっていると、隅で楠木様がつまらなさそうに枝豆を食していた。
…妹が関係ないから興味が失せたのだろうか?


 
 
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