オタク女とアナログ男
「で、夢ちゃんの好きな子ってどんな子なの?
同じ学校の子?」
「違うよ菜々子さん!
菜々子さんには悪いんだけどね、一目惚れなの!
止められないわ!」
菜々子さんと目を合わせ、首を傾げているとユメちゃんはソファーにあったクッションを抱き締め、くねくねしだした。
…も、萌え!!!
可愛過ぎる、写真撮りたい…!
「…総君のね、お見合い相手のお姉様なの」
「…え?」
菜々子さんと被った。
え、それって、
「ミーコに惚れたの!?」
「ミーコ?」
誰?と頭を傾げるユメちゃんに鼻血が出そうになる。
「総ちゃんのお見合い相手のニックネームよ。
この子の事…でしょ?」
「あっ、そうそう!
ミーコっていうのね…!」
話を聞くと、ユメちゃんはミーコのお見合い写真を見て惚れたらしい。
流石ミーコね、私も初めて見た時は赤面したわ!
お花の世界に飛んだわ!!!